脳を幸せにするストレス撃退法
ブログ&症例報告
摂食障害と自律神経の乱れ
こんにちは和屋院長の小田です
本日は過食症や拒食症などの
摂食障害と自律神経の関係について
お話しさせていただきます
摂食障害の原因については
家庭環境やストレスやトラウマ
成長期の不安感といった心の病や
低血糖症が原因などですが
はっきりと解明されているわけではありません
しかしどの諸説をみても
ホルモンバランスと感情が
関係しているとわかります
体内環境を乱す要因として
肉体ストレス
環境ストレス
感情ストレス
があります
その中で摂食障害は感情ストレスが
原因となり体内環境を乱し
内臓の機能が低下することで
ホルモンバランスを崩してしまい
拒食や過食に走ってしまう
というのが私の考えです
特に私の治療院に来られる方で
摂食障害が疑われる人は
女性が多いことから
生理周期に大きく関係している
とも考えています
現代社会において学校や職場での
人間関係でのストレスは
避けて通ることはできませんし
成長期にいたっては
1番落ち着く場所であるはずの
家庭がストレスの元凶になることも
そう考えると、全ての人に
摂食障害は起こりえるものになります
ただ同じ環境で同じように
生活を送っていても
実際は摂食障害に無縁のような方も
いらっしゃいますよねぇ(笑)
何が違うのかわかりますか?
ストレス耐性という言葉を知っていますか?
ストレスに耐える力のことで
いわゆる右から左へ受け流すってやつです
っていっても我慢したり
嫌な人のことばを聞き流せ
ということではありませんよ
ストレスとは刺激ということで
現在では身体に悪い影響を与える
刺激のことをストレスといいます
その身体に入ってくる刺激によって
体内環境を乱されないようにする
力のことをストレス耐性っていいます
身体の中に入ってきた刺激を
いい刺激なのか悪い刺激なのかを
識別してコントロールしているのが
自律神経であり中枢神経でる脳なのです
たとえば、ある夏の日のお弁当をテーマに
Aくんがお弁当を食べようとしたら
なんか少しすっぱい臭いがしたり
臭いはしなかったけどたべたら
すっぱかったりなかには
舌に痛みを感じることもあります
これは腐ってしまった食べ物を
嗅覚、味覚、痛覚といった
神経の働きによるので
脳が舌や鼻からの情報を処理し
食べたら危険とコントロールしているのです
通常の食事であれば人が生きていくため
栄養を摂るための食事になるので
身体にはいい刺激と判断し食事をしますが
今回の場合は臭いや味などから
悪い刺激と判断し食べないよう
身体に指示を送ったということです
人間関係における刺激が
全て悪い刺激ではありません
自分や自分の身体にとって
有効であったり必要な刺激はいい刺激です
また思春期にいっぱい悩むことは
決して悪いことではありません
人は悩み苦しむことで成長します
自律神経に乱れが生じることで
身体に必要な刺激なのか
不必要な刺激なのかを識別し
コントロールすることができなくなります
半年ほど前に旅館に出てくるような
おひつ分の量のご飯を
ほっておいたら食べてしまってたような女の子も
今では普通のお茶碗に1杯で十分なほど
回復もしていきます
心が病むことも
血糖値が急激に下がってしまうのも
症状という結果です
摂食障害の原因ではありません
心の病気や低血糖症との合併症と
とらえていただくと分かりやすいと思います
そして結果には必ず原因があります
原因を見付けて身体の機能を回復することが
摂食障害を克服する最善の策だと思います