産後の骨盤矯正の早期回復のために必要なこと | 肩こり腰痛からアトピー・不妊症などの難治症状まで改善する愛知県大府市の自律神経専門整体院 和屋

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産後の骨盤矯正の早期回復のために必要なこと

こんにちは和屋院長の小田です
本日は産後の骨盤の歪みにお悩みの
30代女性Nさんのお話しです

産後の骨盤と聞いて
みなさんはどんなイメージがわきますか?
出産によって開いてしまう
骨盤が歪む・・・
などでしょうか?

先日来られたクライアントのNさんは
産後に腰が痛くなったりしたため
骨盤が揺るんでしまっている
骨盤が歪んでいると感じ
骨盤ベルトでガッチリ固定!
産後によく聞くエクササイズも
とっても頑張っていました

が、腰痛はよくならない

キネシオロジーにて検査したところ
腰痛の原因は感情の乱れと
平衡感覚の機能低下と
骨盤の可動域の減少でした

まず骨盤は固めてしまってはダメなんです!

え?っと思う方もいらっしゃると思いますが
人間が様々な動きをする過程で
骨盤は身体の中央で分岐点となり
動きに合わせて様々な方向に動きます
そうすることで人間の動きを
ロボットのような硬い動きではなく
柔らかい動きにしたり
重力や衝撃から守っているのです

今回の場合、まず骨盤ベルトで固定していたこと
次に産後に緩んだ骨盤を固めないとと
強い感情がはたらき、柔軟に動くという
脳からの信号が機能せず
神経、血流、筋肉の働きを
間違った方向へ動かしていたことが
腰痛の1番の原因と考えます

骨盤が緩んでしまうのは
実は出産のせいではなく
自律神経の乱れが原因しているのです
正確には骨盤は通常緩むものなんです
自律神経の働きによって
日中は締まり、夜に緩む
骨盤が締まることで力が入りやすくなり
骨盤が緩むことでリラックスしやすくなります

産後はホルモンバランスが乱れ
自律神経が正常に機能しなくなるため
骨盤の緩んだり閉じたりする動きが
できなくなり起きている日中も
緩んだ状態になります

つまり自律神経の乱れが整えば
骨盤は自然に閉じます

次に平衡感覚の機能低下の問題ですが
耳の中の内耳にある前庭という部分で
身体の傾きや重力を感じています
そして人間の持っている
右利き左利きという個人個人の特徴から
右重心左重心という左右差を
生み出しています

例えば右足重心で立つ人の場合は
骨盤の右側が上方します
そうすると骨盤は必然的に
左に傾きます
骨盤の歪みはこのようにして生まれます
さらに背骨をみていくと
骨盤が左に傾くことで
背骨も左に倒れていきます
背骨が左に倒れることで
頭の重心が左に移動し頭をを右に傾けます

右重心の人全てが
このパターンになるわけではありませんが
ここに前後での重心も加わり
身体は絶妙にバランスをとっています

そこで先ほどの前庭が機能し
身体が傾いていますよぉと
脳に伝達し身体が補正していき
よりまっすぐに戻そうとします

ですが神経伝達の乱れが生じることで
補正が効かなくなり傾きは
慢性化していきます
そしていつしか傾きが正常と
判断してしまい強固な歪みが生じます
この歪みが右や左などの
局所的な痛みを引き起こすので

骨盤の捻れや傾きなどの歪みも
出産が原因しているのではなく
神経の流れをコントロールしている
自律神経の乱れが根本原因です

日中動きの中で痛みを感じる場合は
骨盤が締まらなくなっている状態
夜寝ているときに痛くなる場合は
逆に骨盤が緩まなくて身体が
リラックスできていない状態が
予測されます
また日中、夜中など関係ない場合などは
骨盤の強弱の問題ではなく
肝臓や腎臓など内臓の生理機能などに
問題があることが多いです

細胞からキレイになる
自律神経整体で産後の身体を
整えてみませんか?