自律神経を整えて得すること
ブログ&症例報告
精子と卵子って草食系?肉食系?
こんにちは和屋院長の小田です
本日は先日ある知人と議論?となった
草食系男子と肉食系女子について
お話しさせていただきます
ちなみに議論といっても
お酒の席での半分ウケ狙いの
雑談の中で生まれた
半分は本気の生理学的視点から見た
草食系男子と肉食系女子の持論を
かる~い気持ちで読んでください
最初に結論を言っちゃいますが
生理学的に草食系男子と
肉食系女子を見た場合
自然な流れんだなぁ~ってなりました
では、ことの始まりですが
卵子と精子が細胞から成熟し
完成型になるまでに
精子の場合は約2ヶ月
卵子の場合は約6ヶ月から8ヶ月
かかると云われているということを
話しをしていたところからスタートします
まず、精子の場合は
精祖細胞という精子の原型となる細胞が
胎児の段階で存在しています
そして思春期がくると
細胞分裂を繰り返して
1つの細胞から4つの精子が
2ヶ月かけて形成されます
かたや、卵子の場合も
胎児のときから卵祖細胞という
卵子の原型となる細胞がありますが
出生前に細胞分裂をし
卵母細胞という形に変化し
卵胞に包まれています
これを原始卵胞といいます
卵母細胞はここで
一旦、細胞分裂を休止し
思春期が来るのを待ちます
原始卵胞は新生児の段階で
100万~200万個あると云われていて
思春期のころには4万~40万個まで
減少していきます
そして思春期を迎えるとホルモンの影響を受け
約6ヶ月~8ヶ月かけて
細胞分裂を繰り返し成熟卵子となり
一生で400~500個ほどを
排卵するそうです
ちなみに精子は精祖細胞自体が
細胞分裂して新しく生成していくのに対し
卵子は産まれたときから
どんどん減少していきます
さらに精子の場合は1つの精祖細胞から
4個の精子が形成されるといいましたが
卵子の場合は1つの卵母細胞から
精子と同じように4個に分裂するのですが
卵子は1個のみが卵子として生き残ります
ここまでの話しをまとめていくと
卵子は精子に比べ生存競争が厳しく
細胞分裂の期間で比べると
精子はたったの2ヶ月
卵子は休止期間を除いても早くて6ヶ月
休止期間を入れると結婚適齢期が
25歳~30歳とした場合、
25年~30年の時間が必要となる
生殖のためだけに存在する細胞が
男子は2ヶ月、女子は30年
「お預け!」をさせられているのです
おまけに生き残るのも大変・・・
そりゃ、解き放たれたときの
鼻息の荒さはどっちが荒いかって
でも卵子はあわてません!
精子が来るのをじっと待ちます
健気なようですが
ブルゾンちえみさんも言ってますよね
「待つの!」
いい精子を見極めるために
子宮、卵管という難攻不落な
SASUKEのゴールで待つ
そしてオラオラと進んでくる精子を
あなたに落とされたと言わんばかりに
そっと包み込みます
まさに卵子の手の平で
転がされる精子!
どうですか?
卵子がどんどん肉食に見えてきませんか?
もともと生存競争のない
ぬくぬくの湯に浸かっていた精子です
肉食になんか、なれません
男子は男子らしく、女子は女子らしく
自然な形でいるのかもしれないですねぇ~
今回の半分はウケ狙いでしたが
実は卵子と精子(特に卵子)が
生成される過程に長い歴史があり
質のよい卵子と精子を作るには
この歴史を紐解いていく
必要があるということ
そして長い歴史の末に出会い
お腹の中に孫となる細胞が
赤ちゃんのお腹の中に存在するということを
これを読んでくださった
みなさんと分かち合いたかったんです
妊娠20週のころには
次の命の歴史がすでに
始まっているんですよぉ~