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妊活に1番大切なこと
体外受精の件数と出産数(平成22年厚生省データ)
こんにちは和屋院長の小田です。
本日は妊活を行っていくうえで最も大切なことについてお伝えさせて頂きます。
まず皆さんは現在の日本で体外受精の件数がどれくらい行われているかご存知でしょうか?
平成22年の厚生省のデータになりますが、顕微授精、胚凍結など全ての体外受精を合わせた件数が約24万件。それに対して出産人数は2万9千人になります。
出産の総人数が107万人に対しての体外受精における出産数は約2.7%という数字になります。
この数値をあなたはどう感じますか?
日本における体外受精の現状
体外受精の件数世界最高!、体外受精による出産率世界最低!
これが婦人科に関わる医療従事者の日本の不妊治療の認識です。
ではなんでこんな数値になってしまうのか?
妊娠と出産はホルモンの数値を合わせることで可能という誤った解釈があります。
妊娠出産は赤ちゃんを宿し、育み、産むことが可能な体でなければ、母体が拒絶してしまいます。
妊娠をすることで、自分の命に支障が出てしまっては体は困るからです。
そのため妊活が上手くいかないのは、妊娠出産に耐えうる体ではないということです。
現在の日本では、この体の根本的な土台作りが成されていないことが原因だと思っています。
出産に耐えることが出来ない体なのに、数字上は出来るようにする。
そのためになかなか妊娠出来ない。
妊娠出来たとしても初期に流産をする。
そして出産件数は伸びない・・・。これが現実です。
「欧米では、なぜ同じような技術や年齢なのに、日本のようにならないのか?」
テレビでこんなシーンを観たことはないでしょうか?
「家族や親戚、友達など、親しい人がサプライズで赤ちゃんのエコー写真を見せると、歓喜の声を上げて自分のことのように涙し喜ぶシーン」を。
日本人に家族への愛や情熱が無いとまで言いませんが、他人の妊娠を心臓が止まってしまうのか?ってくらい喜ぶ日本人を私は見たことがありません。
人を含めた動物の生命は、愛や幸せを感じ合うことで、生命の泉から力が湧いてくると私は信じています。
自分以外の家族を愛し、大切にし、時には一緒になって泣いてくれる。
それが生きる力になり、更なる命を生み出す力にもなります。
妊活で最も大切な思考
他人を愛せない人の子供に、あなたはなりたいですか?
赤ちゃんは親や家族を選んで、この世に生まれてきています。
「この人の子供になりたい」「この家族の仲間に入りたい」そんな感情が赤ちゃんにはあるのです。
そのため自分の家族や自分自身を振り返ってみて下さい。
自分自身が自分の子供になりたいと思えるほどの、愛やエネルギーを持つことが妊娠出産への近道です!
妊娠と出産は奇跡の塊です。
受精卵が子宮に着床するときをイメージしてみて下さい。
子宮内膜は受精卵が、子宮外へ行ってしまわないように、そっと優しくかつ子供が傷つかないように、必死に守ります。
受精卵はお母さんから離れないように絨毛という手を伸ばし、必死に掴まるのです。
すでに着床の段階で親子の愛や絆が始まっているんですよ。