【症例報告】更年期による精神的不安の改善
ブログ&症例報告
感情をコントロールできない本当の原因
精神の乱れからくる様々な疾患
うつ病やパニック障害、過敏性腸症候群や不妊症など、精神的な問題が体のバランスを乱し症状という悩みに繋がっていくことって凄く多いですよね。このような症状は病院での検査では、殆どの場合「異常なし」と出ることが多く。「精神的なもの」、「気の持ちよう」など根本的な解決には繋がることが少ないです。
こんにちは和屋院長の小田です。当院では自律神経の乱れを整えることで心身のバランスを正常にし、心と体の健康を手に入れていただくようお手伝いさせてもらっています。当院には、毎日心と体に悩みを抱えた方が多く来院しています。そのような方皆さんにアドバイスさせていただいていることをお話していきますね。
感情や思考は押さえ込むものなのか?
心に悩みを抱えていらっしゃる方の多くは、心療内科やカウンセラーに「イライラしたりすると良くないから気をつけてね」とか「気の持ちようだから、あまり考えないようにしましょう」などのアドバイスを受けます。これは正確には間違いではないのですが、捉え方によっては、自分のストレスになっている不安や怒りの感情を、何とか表に出てこないように押さえ込もうとしてしまいます。
ストレスの元凶となっている感情を、あたかも無いもののようにする。という感情のコントロールのやり方は、私の中では非常に危険だと考えています。では、なぜ感情を押さえ込むことが危険なのか?
感情は生き物にとって必要な存在
人類が誕生して数万年経ちます。その過程の中で人は怒りや悲しみ、恐れや喜びといった感情をより豊かなものにしていきました。人類がまだ海中で生活していたときには、この感情は今ほど豊かではなく、あったとしてもごく僅かな感情であったと推測できます。その進化の過程で、人を始めとする生き物たちは、なぜ感情というものを身に付けていったのででしょうか?
そこには子孫を残していくため、命の危険から身を守るためなど、同種同属との繋がりや種の保存というものがあるからと思います。
恐れや怒りという感情があるから、人は危険から回避することができます。愛おしいという感情があるから、より繋がりを求めて子孫繁栄に繋がります。そのため、感情を押し殺すという方法は自身の体を危険にさらす可能性すらあります。
感情を押し殺すとどうなるのか?
感情を押し殺してしまったが為に、起こりやすい体の変化としては、ヤル気の消失です。感情はいわば生きていくためのカンフル剤として作用します。そのため、感情が薄れていくことで、起床時の倦怠感や日中の集中力の欠如、眠気など、自律神経のバランスに非常に関係性が強いと感じます。
感情をコントロールするには?
感情とは、ある物事に対して自分がどんなふうに感じたか?に過ぎないということです。「あなた馬鹿よね」という言葉に対して、怒りを覚える人、悲しくなる人、ウケ狙いの場合は喜びにもなります。また怒りや悲しみなどのネガティブな感情は、相手の言動に対して、「そうではない!」という否定から生まれます。しかし、相手には自分がそう見えているという事実から、目をそらしてしまっているのです。
自分には、そんなつもりは無いが、相手には違った自分が写っている。このようなことは良く起こります。この場合、相手の方の見方が変われば、あなたの本当の姿や思いが伝わりますよね。そのため、自分がコントロールできない思いや感情は、今あなたが見えているものに過ぎないということで、少し角度を変えていくことで、違った感情が芽生えてきます。
すべての感情的なストレスは、外からやってくるものではありません。自分の中から生み出しています。
感情のストレスを特定し癒していきます
当院では、あなたが悩み苦しんでいる感情が、どこから生まれてくるのか?誰からくるのか?など、特定していくことで感情を癒していきます。そうすることで、新しい物の見方や考え方という感情の生まれる根本が変化し、感情からくるストレスを自身でコントロールできるように促していきます。
感情は自分ではコントロールできないものではありません。正確にはコントロールするのではなく、心と体に多様性を持たせていく感じになりますので、今後の人間関係や仕事、勉強、部活、家事、育児といった、人生全ての成長に繋がります。
もし、どうにもならなくて苦しい感情がございましたら、いつでもご相談下さい。あなたの人生がより輝けるよう全力でサポートさせていただきます。