自律神経を整えて得すること
ブログ&症例報告
春に一番疲れて症状が重くなる副腎
こんにちは和屋院長の小田です
皆さんは春になると一番疲れてしまう
内臓ってどこだか知っていますか?
最近ではちゅくちょく
テレビや雑誌にも取り上げられることも多くなったので
知ってるという方もいらっしゃるかと思いますが
ホルモンの分泌器官の1つである副腎です!
この副腎は春になると
体のどこの内臓よりも疲れてしまいます
副腎疲労症候群というと
知ってる!聞いたことある!ってなるかもですね
副腎が疲れてしまうと…
副腎が疲弊してしまうとどうなるのか?
副腎は背中側に付いている
5gほどの小さな臓器です
副腎が分泌しているホルモンには
炎症やストレスに対応するコルチゾールから
塩分濃度(ph調整)をするアルドステロン
性ホルモンであるアンドロゲン
ヤル気や血圧に関係するアドレナリンなど
体の様々な機能に関係しています
そのため、副腎が疲れてしまうことで
筋肉や関節などの痛みが取れなかったり
花粉症やアトピー性皮膚炎などの
アレルギーが酷くなったり
性欲の減退、むくみ、ヤル気の低下
集中力の欠如、朝起きられない
高血圧、糖尿病、ストレス耐性の低下…など
様々な疾患や症状に関係しています
春はなぜ副腎が疲れやすいのか?
1年の中で春が1番寒暖差が大きくなります
寒暖差が大きくなればなるほど
体にはストレスとなります
また、春は転勤や配置換え、
卒業や入学、クラス替えなど
新たな生活がスタートする季節です
住み慣れた町、行き慣れた会社や学校から
環境を変化させるというのは
楽しみ以上に体にはストレスとなっています
その他に花粉症を患っている方には花粉
紫外線に弱い方には紫外線がそれぞれストレスになります
花粉も紫外線も春はとても多くなる季節です
受験生であったなら受験という
相当なストレスは想像できるかと思います
これらのストレスに対応するのが
コルチゾールというホルモンになりますので
春は沢山のコルチゾールを必要とし
副腎はそれに応えようとフル稼働しています
そこに歓迎会や送別会などによる飲みの席では
味の濃い食事やアルコールによって
塩分調整も必要以上に迫られます
副腎疲労を感じたらどうしたらいいの?
- 最近ヤル気が出ない
- 朝起きられない
- むくみやすい
- 急激な性欲の減退
- ストレスに上手く対応できない
- 昼間眠いのに夜になると元気になる
これらのような症状を感じたら
副腎疲労を疑ってみてください
一般的に副腎疲労への対応は
食事や睡眠など日常生活の改善です
砂糖や炭水化物は副腎での
ホルモンの分泌を促進してしまいますので
極力避けることをお勧めいたします
ミネラルとビタミン(特にB群)は
これでもかというくらい摂っても大丈夫です
プロテインを使用してもいいので
タンパク質も沢山摂取しましょう
睡眠は遅くとも夜の11時には寝るようにするといいです
寝る前1時間はスマホ、パソコンに触らない
電磁波やブルーライトもかなり強いストレスです
これらの改善が難しいという方は
私までご相談ください
施術で副腎の回復をお手伝いさせて頂きます
副腎が関係するその他の症状
副腎は東洋医学的にみて
副甲状腺との繋がりがあります
副甲状腺は骨でのカルシウムの調整をしていますので
副腎の機能が下がっていると
骨粗しょう症などのリスクが上がったり
成長期のお子さんであれば
骨の弱く、骨折のリスクが高くなります
その他にも副腎はホルモンバランスに
影響を与えますので生理不順や子宮内膜症、
更年期障害、PMSなどの婦人科疾患
記憶力の低下やイライラ、多動や癇癪など
皆さんが想像する以上に
体の疾患に関わっております
副腎疲労症候群はうつ病や
甘いものやアルコールなどの依存症と
診断されることもあります
心療内科などで安定剤や睡眠薬
向精神薬などのお薬を処方されているが
なかなか体調に変化が出ない方は
副腎疲労症候群を疑ってみてください
安定剤や向精神薬などは
とても強いお薬になりますので
かえって副腎を疲弊させていきますよ
またカウンセリングなども
当院の検査でストレス反応を示したこともありますので
本当はストレスになっている可能性もありますよ