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ブログ&症例報告
慢性的な肩こりの原因と改善方法
慢性的な肩こりのお悩み症例
こんにちは和屋院長の小田です。
本日は慢性的な肩こりにお悩みの30代女性Hさんのお話です。
Hさんは慢性的な肩こりの他に二人目不妊、腰痛、慢性疲労というお悩みを抱えていらっしゃいます。
その中でも特に肩こりからくる肩や首の痛みが酷く、2歳になるお子さんを抱っこすると痛みやだるさが尋常じゃないということでした。
肩こり・首こりの原因
肩こりや首こりは一般的に肩甲骨から頚椎にかけて付いている僧帽筋や頚椎の際についている脊柱起立筋が凝り固まってしまったために起こります。
ではなぜ凝り固まってしまうのか?
凝りの原因を解剖生理学的に見ていくと、筋疲労や酸化物質である老廃物の沈着によって、筋線維が収縮したまま伸びなくなってしまったことにあります。
簡単にいうと酸化した錆によって筋肉の伸縮が鈍くなり縮こまって固まっているということです。
カイロプラクティック(アプライド・キネシオロジー)の理論では、筋肉が収縮してしまうのは筋肉が弱化(弱くなる)することで起こり、体のバランスが乱れ頭や体が倒れてしまうのを防ごうとしていることで縮めて固めてしまうことで起こるとされています。
そしてオステオパシーの筋肉の内臓反射の考えから筋肉の弱化は内臓の機能や固さに原因があるとされています。
キネシオロジー検査による原因の特定
当院ではカイロプラクティック(アプライド・キネシオロジー)や医療の世界でも使用されているキネシオロジー検査によって、まず弱ってしまった筋肉の反射点である内臓を特定していきます。
そして「血行」、「代謝」、「抗酸化」を促進する炭酸自律神経整体で働きが下がってしまった内臓の細胞を活性化させていくことで体を支える筋力を向上させます。
僧帽筋や脊柱起立筋の弱化は、胃や膵臓、小腸といった消化器系の内臓との関わりが強く、普段の食生活に起因していることが多いです。
ここでHさんのお話しに戻すと、Hさんはまず食生活の問題により膵臓がオーバーワーク(疲弊)の状態にあり、ストレスなどの感情的な問題で小腸の機能が低下していました。
さらに気管支の機能が低く呼吸が浅いことで、肋骨や鎖骨、肩甲骨の動きが小さくなることで僧帽筋や脊柱起立筋の伸縮が小さくなり更に肩こりを助長している状態でした。
また、気管支は胸の筋肉である大胸筋が反射点になり、気管支の働きが下がると大胸筋が弱化し収縮していくため背中が丸まり猫背になってくので首や肩に負担が増し痛みやだるさといった症状を悪化させていました。
自律神経専門整体院 和屋での施術前後の変化
施術後はHさんご本人もびっくりするほど肩や首がスッキリされたそうです。
2回の施術で体のバランスを崩していた筋肉の弱化かなり改善したことで、首や体を支える筋力が強くなり姿勢にも変化が出てきました。
下の画像は1回目に来られたときの姿勢と2回目の施術後の姿勢の比較になります。
初めは体(特に上半身)が右に傾いてしまっていてバランスをとるように頭が左に傾いていました。
Hさんは体の左側の筋肉が弱化していたので支える力が下がりことで右に傾いてしまい、でも倒れてしまわないようにするために固めて支えようとしていたのです。
2回目の施術後は弱化した原因である内臓の機能が回復してきているのではほぼ真っ直ぐに立てていますね。
「血行」、「代謝」、「抗酸化」を促進させることでこのように姿勢は改善していきます。
現在は体の土台がである基礎の部分が安定していないので、施術後から時間が経過すれば徐々に肩こりは再発してしまいますが、今後は食生活の改善を中心に生活習慣を改善させ、「血行促進」、「代謝UP」、「抗酸化作用」がある炭酸スプレーなどでセルフケアしていくことで体の基礎が安定し慢性的な肩こりは改善されていくと思いますよ。