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5歳男の子 アトピー性皮膚炎の原因と改善報告!
5歳児男の子、アトピー性皮膚炎の症例
こんにちは和屋院長の小田です。
本日は2歳時より発症したアトピー性皮膚炎にお悩みのRくん5歳男の子のお話しです。
Rくんのアトピー性皮膚炎の症状として、首周り、背中、肘の内側、膝裏を中心に皮膚に炎症が起き、炎症が起きているところに痒みも伴うというものです。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピー性皮膚炎は皮膚に起こる疾患のため、みなさん皮膚の病気と思われている方が殆どなのではないでしょうか?
実はアトピー性皮膚炎は胃腸の働きが低下していることで起こる免疫システムの異常が原因しています。
乳幼児と成人では、胃腸の働きが低下している原因は違うのですが、5歳児であるRくんの場合は、消化器官の未発達と普段の食生活によって、消化吸収機能が下がってしまっていたことが大きな原因でした。
消化吸収が下がるとなぜアトピー性皮膚炎に繋がってしまうのでしょうか?
まず、消化機能の低下とアレルギーの発症のメカニズムを説明していきます。
消化機能の低下⇒腸内環境の乱れ⇒腸内細菌のバランスが崩れる⇒腸壁を壊す⇒体内に不要な物が侵入する⇒免疫が働き過剰になる⇒敏感になった免疫システムが、埃や細菌などのアレルゲンに過剰に反応をするようになる。
このような流れで免疫が過剰に反応するようなシステムが体の中で起こります。
次に消化吸収が下がってしまったことで、大腸への負担が増し便秘や下痢になりやすくなり、体内で必要なくなった老廃物や体内で作られた毒素の排泄力が低下します。
そのためさらに体内の細菌類のバランスが乱れ、悪玉菌といわれる細菌類が増えていきます。
排泄によって体外に出ることが出来なくなった毒素を溜め込んでしまうと健康を害してしまうため、体は汗として体の外に出そうとします。
このとき毒素と一緒に過剰に増えた悪玉菌が体外に出て行きます。
汗と一緒に皮膚に辿り着いた悪玉菌が皮膚のタンパク質を捕食し繁殖していくことで、皮膚が炎症し痒みを引き起こします。
肘の内側や膝裏など、蒸れやすいところは菌が繁殖しやすく炎症を強めます。
過敏になってしまった免疫システムを正常に戻すためには?
免疫システムが過敏になってしまった原因である、消化吸収の働きを正常化させる必要があります。
このときに間違えやすいのが、乳酸菌や食物繊維などの細菌の餌となるものを摂取することです。
そもそも食事から摂取した乳酸菌は腸内に居つくことが出来ず、殆どが便となって外に出て行きます。
そして食物繊維やオリゴ糖などの難消化性糖質は、善玉菌だけを増やす訳ではないので、腸内細菌が崩れている状態では悪玉菌の割合を増やしてしまうだけです。
そのため、腸内細菌を増やすことの前に、消化吸収の働きを上げて腸内環境を整える必要があります。
消化吸収が下がってしまう要因
消化器の働きが下がってしまうのには、幼少期の場合は消化器の成長が遅い。
幼少期以降は、普段の食事の質や量などの食生活。
年齢に関係なくストレスやネガティブな感情にあります。
Rくんの場合も年齢的に未発達な要素があり、食事の問題もありました。
器官の未発達な要素は、体内環境が乱れることで細胞のサイクルが下がり、より成長を妨げてしまいます。
そのため、血流を促し代謝を上げていくことで補うことが出来ます。
またネガティブな感情やストレスは体を酸化させるため、成長を妨げる要因となります。
食生活の部分は、脂質、添加物、甘いものが原因となることが多いですので、油物やお菓子やジュースなどのジャンキーなものはNGです。
Rくんの経過報告
食事の指導により、腸内環境への負担を軽減させていただきました。
次に消化吸収の機能が下がっていた臓器(特に膵臓と肝臓)に対して施術を行い機能の引き上げ。
成長の妨げとなっていたストレスや感情に対し、ご両親とともにカウンセリングを中心に解放させていきました。
血流のUPと代謝の促進のために、炭酸スプレーを用いて、ご家庭でのケアをさせていただきました。
1月が経過した辺りから、ジュクジュクしていた皮膚の炎症が無くなりだしました。
2ヶ月くらいでアトピーによる炎症痕は残るが、炎症は殆ど見られなくなりました。
2ヶ月半あたりで、痒みもほぼ無くなりました。
Rくんの症状の変化
今後の課題
現在3ヶ月くらいが経過しましたが、途中少し首周りの炎症がぶり返したりしました。
原因としては感情による消化吸収機能の低下にあります。
幼少期の子供の感情は、親御さん起因によるものが多く、今後はお父さんお母さんの心と体の健康状態を上げていくことが必要だと思います。
当初の見立てでは、3ヶ月あたりから症状に変化が出てくると予想をしていましたが、かなり早い段階で皮膚の状態に変化が出てきました。
これは、食事にかなり気を遣われたことと、炭酸スプレーによる自宅でのケアを小まめに行ったことで血流が上がり、細胞内でのエネルギー代謝が促進されたことが大きな要因と思います。
また炭酸には、体の酸化を抑える抗酸化作用があるため、掛けるだけで機能を回復させる働きがあるのも症状を早期回復させた要因だと思います。